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09 23

2024

クリーニング&コインランドリー

9月22日の日経新聞の記事。
コインランドリーの数が年々増加しているのは感じておりましたが、
いよいよクリーニング店を上回ったそうです。

リンクはこちらから。
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コインランドリーといえば、かつては家に洗濯機がないから使う想定だったかもしれませんが、
今やおしゃれなコインランドリーも増えて、カフェと併設されていたりどんどん進化しています。
個人的には旅行から家に戻ってきた際の家族の大量の洗濯物を一気に処理したり、
季節ものの布団やカーペットなどもコインランドリーを活用しています。

この記事を読むと増加の背景には5つの要素があるようです。
1つは共働き世帯の増加です。
2000年頃から比べると、約1.3倍程度に増えたことがわかります。
(画像は記事から引用)

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クリーニング店はお店に持って行ってその後引き取りに再度伺う必要があります。
私が日常利用しているクリーニング店は午前中に出せば、
夕方には受け取ることができるので週末だけで完結しますが、
これでもやや面倒を感じることもあります。

一方、コインランドは1~2時間で全てが完了でき、
今っぽい言い方ですが”タイパ”がいいのだそうです。

その他の理由としては以下のようなことが書かれています。
・黄砂や花粉などを避けるために外干ししない人が増えた
・浴室乾燥設備もなく洗濯物を干せるほど広いベランダもない。
・シェアハウスの増加(23年に5808軒と10年間で2.1倍に増えた)
・クールビズや、コロナ禍で在宅勤務が普及したことで、仕事にも普段着にも使える衣服の需要が拡大

聞けば聞くほどなるほどという感じですが、
賃貸住宅を建築する側としては、
「洗濯物を干せるほど広いベランダがない、、」
というのは、特に東京では現状認識としてあります。

特に投資用の開発マンションではバルコニーが全くない建物も増加しており、
開発側の見解としては「外で干さなくなったから、、」という見解を示す人もおります。

当社でも一部でバルコニーをつけなかった物件が過去にありますが、
最近では、特に1LDK以上の間取りにはバルコニーはつけるようにしています。
バルコニーを省略するのはコスト削減の側面が大きいわけですが、
やはり将来のいろんなライフスタイルの変化を考えても、
バルコニーは設置しておくのが正しいのだと思います。

賃貸住宅の歴史の中では、洗濯機置き場が室内になく、
あとから改修する物件もあるわけですが、
ハードはそう簡単には更新できませんからね。。
可変性を残したうえでの計画は重要だと改めて認識しました。

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