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07 04

2024

建設業界の人手不足と仕事の魅力

先日、業界紙である「日経アーキテクチュア」での記事です。
最近は、人材不足による受注減を原因とした倒産や廃業の記事をよく目にします。
倒産情報をみても結構規模は小さく負債額も数億の場合が多いようです。

下記の記事をみても平均負債総額は8,900万円と小規模業者の倒産が中心です。
少なくとも私の取引先やその関連業者での倒産や廃業は幸いなく実感はないですが、
おそらく発注者から直接受注している元請業者よりも下請け業者が多いはずです。
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240103.html

住宅業界で言えば、資本力と総合力で勝る大手事業者の存在感が増すばかりですね。
豊富な資金力を片手に、関連事業のMAでシナジーをとり、よくよく設計されたプロモーション活動でさらに受注増加につながることでしょう。現にそうなっている。
でも、私の周りの大手企業(ここでは業界30位までのイメージです)の方なんかをみていても、とにかく売上目標と利益ばかりで、仕事を楽しそうにやっていやっている感じはしないんですよね。

人の問題と組織の問題とそれぞれあると思うが、組織の問題はかなり大きい。
先日とある企業の社内稟議のことが話題になりましたが、
某大手メーカーでは一定の取引だと15人の承認を得なければいけないとのこと。
今の時代の話かな?と耳を疑ってしまいましたが事実のようです。

たくさん人が関わればいいというものではなく、
人が関わりすぎることで責任の所在が曖昧になるというのはよく言われることです。
そもそも15人全員が案件の詳細なんて把握してないでしょう。

仕事のための仕事が増えることで、
本来作り出すべき価値や住宅であればその魅力なんか考える暇もなく、
結果として決まり決まったパターンの画一的な住宅供給と、
面白みも何もない仕事が生まれてしまう。
この辺り、そろそろ違うものさしで考える必要がありますね。

質と量という考え方があります。
最初は質を追求していたけれども、
そのうち量を追求するようになり質が軽んじられてしまう、、、
そうじゃなくて、質を追求して量をこなす、
そうすることでさらに質が上がっていくこれが目指すべき姿だと思います。

人材不足の話から仕事感の話になりましたが、
希少な人材を活用して事業を展開していく上では重要な経営課題の話だと思います。

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