不動産コンサル
07 30
2025
税理士と機会損失
不動産コンサルティングに携わる中で、常々感じるのは、
顧問税理士の不動産に関する知識不足が、クライアントの資産形成や相続対策において
大きな機会損失を生んでいるということです。
税理士は税務のプロフェッショナルですが、
不動産という専門分野においては、必ずしも十分な知識を持っているとは限りません。
特に感じることは、不動産の時価評価に対する理解不足、そして収益還元価格の考え方の欠如です。
時価評価に対する理解不足は昨今の不動産市況を考えればなかなか難しいところですが、
例えば路線価や、固定資産評価額、この辺りの数値を元にすれば時価評価はある程度想定できるものです。
首都圏は住宅用の土地であれば路線価の1.5倍から2倍程度、これくらいの解離はあるものです。
難しいのは収益還元価格の方かもしれません。
自分で賃貸用の不動産を購入して運用したりする機会はあるものの、
専門家といえども全く経験がないという人も多いのが現状です。
税理士の不動産知識不足は、決して税理士の能力を否定するものではありません。
それぞれの専門分野があり、すべてに精通することは困難だからです。
重要なのは、適切な専門家のネットワークを構築することです。
不動産は多くの資産家にとって最大の資産であり、
その取り扱いを誤れば大きな損失につながります。
専門性の高い不動産コンサルタントと税理士が連携することで、
真に価値のある資産戦略を構築することが可能になります。
皆様の大切な資産を守り、さらに成長させるために、ぜひ専門家の適切な活用をご検討ください
ゲリラ豪雨
2025.07.13
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