代表ブログ
05 21
2025
生成AIと建築
近年の生成AIの進化は凄まじいものがありますね。
これから建築業界にも大きな影響を与えることと思います。
かつて「設計は人間の創造的な仕事」とされていた世界に、
AIがどう関わり、どこまで代替し、あるいは共創していくのでしょうか?。
テキストベース でも 生成 AI はかなりの精度がありますし、
文章の取りまとめや構成は日常でもかなり使えるようになりました。
法令関係の質問してもある程度の答えをしてくれるので、
申請関係の書類作成や校正、法令関係のチェックなど、
もちろん最終的には人間のチェックが必要になりますが、
かなりの部分を代替してくれるものと思います。
そして画像を読み込めるようになると図面関係も対象になり、
例えばよくある図面と書類の不整合はもちろんのこと、
数字の羅列である構造計算書などの書類チェックはかなり期待ができます。
だからと言って人手がいらないというわけではなく、
すでに建築の現場は人手不足でありデータ入力や事務作業が
効率化されると本当に人手が増えるようなものです。
建設業界の人手不足は今後も続くものと思われます。
現場作業が手作業であることには変わりありませんので、
デジタル化やチーム技術を活用しても、
今後もコストの上昇は避けられない可能性があります。
大幅にコストダウンが計れるのは、
企画段階や設計から現場管理に至る一連のプロセスなのかもしれません。
複数案件を出かけながらも、本来手間をかけるべき新しい構想やデザイン、
新技術の導入、プロジェクトメンバーとの密な連携等々。
創造的な仕事に時間をかけられるようになること大いに期待ができそうです。