不動産コンサル 代表ブログ
05 09
2025
地主と法人の事業承継
養子縁組という制度がありますが、
この数年「地主さんが養子を迎えて資産を承継する」という事例を見かけるようになりました。
一昔前であれば、長男が引継ぐというのが当たり前でしたが、
核家族化や都市部での生活スタイルの変化により後継者がいない、
そんな時代背景を表しているのだと思います。
後継者も様々で、親戚から迎える場合もあれば、全く違う第三者から迎える場合もあります。
第三者から迎える場合は日頃取引をしている間柄で、
信頼できそうな人にを声をかけて迎えるという事例があるようです。
業界の方であればご存知の通り地主さんには相続対策という課題があり、
子供がいない場合は兄弟姉妹が法廷相続人になってしまうという大きな問題があります。
円満な関係であればいいのですが高齢の地主さんの兄弟姉妹は同様に高齢であり、
ここに相続問題が発生するというリスクもあるわけです。
話は変わりますが、老舗企業等の事業会社である法人の承継対策としては株式の譲渡、M&Aで第三者に承継してもらう、
いわゆる事業承継対策はこの数年取扱事例がかなり増えております。
テレビ CM でおなじみの某所から、中小零細まで不動産の仲介業のように多数の仲介会社が乱立している状態です。
週末地域の公園を散歩する時に昔大豪邸だった土地にいきなり建築計画の看板が立ったりします。
これも財産の承継における対策の一環と思いますが、デベロッパーがこぞって取得する土地もあればそうでない土地もあります。
建築費の高騰が日々ニュースになりますが、それでも土地を手放す人がいれば建て替えは進みます。
資産の組み換えもますます加速していくものと思います。
これから20年30年先を見据えて実行するわけですが、
不動産は立地が重要であり、地方都市から東京都内への資産組換えを目にする日々です。
生成AIと建築
2025.05.21
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