不動産コンサル
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先日、著名人の方が節税目的での投資トラブルで、
某社に対し損害賠償訴訟を起こしたニュースが出ておりました。
稼ぎがあるとどうしても税金が勿体無いと思ってしまい、
つい「節税」の誘惑話に乗っかってしまったのかもしれませんが、
納税の仕組みはとてもよくできておりそう簡単に節税ができるわけではありません。
今はなくなってしまいましたが、かつては全損タイプの保険商品があり、
私も金融機関などからよく営業されました。
提案資料はあたかも節税になるようなキャッチーなプレゼンなのですが、
最終の回収段階まで考えるとそれほど効果がない場合が多いです。
それどころか、貨幣の時間的価値を考えれば安定した投資信託商品を買っておいた方が
よっぽど効果的だったケースは少なくありません。
節税に関連していつも感じることは、
そもそも節税するくらいなら、その時間と労力を、
稼ぐ投資に当てたほうがいいんじゃないか?という基本的な問いです。
税金を少なくすることと、稼ぎを増やして納税は増えたとしても手取りが増えるのであれば、
稼ぎが増えた方が健康的ですし、次につながる可能性も高いです。
これは”相続税”の節税対策で特に感じることです。
節税、節税に気を取られるあまり、借金や保有資産は増えたものの、
実は資産(純資産)はそれほど増えていないというケースです。
個人の所得税節税で不動産投資をする場合なんかも同様です。
減価償却の魅力にとらわれるあまり、実は不動産を高く買ってしまい、
結果的に節税にならないということです。
目的と手段を履き違えると、大きな落とし穴が待っているものです。
本来は投資であったものが、実はそうではなかった。。。
最近はインターネットや動画メディアでもたくさん解説されてます。
トラブル事例がある商品はどこかで炎上してるはずですので、
何事も情報収録なのかもしれません。