建築プロジェクト 代表ブログ
09 20
2024
建築費の上昇
建築費の上昇が続いている。
日々建築や不動産業界の方と情報交換をする機会がありますが、
「建築費高騰により」は最近の頻出ワードとも言えます。
「高騰」と「上昇」という言葉がありますが、
資材価格や人件費、物流コストは上昇したままの様相ですが、
建設会社の見積もりや受注額はやはり高騰と言わざるを得ない状況です。
建設会社が受注できる仕事量を超える需要があり、
見積もり価格がかなり高騰している状況だと言えます。
例えば賃貸マンションの建築費は、坪単価で100万円台前半で話題にすることが多いですが、
開発系の業者の中では見積もりを取ったら200万円をはるかに超えるという業者も中にはいます。
個人的には、この200万超えの単価は現在の原価がそれだけ高騰したというよりも、
これぐらい高い金額で受注をしておかないと貴重な受注力を無駄にしてしまう、
あるいは受注をしたくないという断りの意思表示かもしれません、、、
これから建設会社のキャパを取り合うような状況が数年は続くのではないでしょうか。
大切なのは月並みな言い方ですが信頼関係。
建設会社が最も懸念するのは実は発注者との意思疎通がうまく取れないことによるコスト上昇です。
特に新規で取引する発注者は警戒するものです。
高ければ受注をしてくれるだろうというわけではなく、
勝手知ったる相手ではないとそもそも仕事をしたくないという心理が働きます。
コストを下げるには相見積もり、、、、という考え方は転換期です。