10年くらい前は駅から徒歩10分圏内というキーワードをよく耳にしましたが、最近ではそれがさらに厳しくなり7分圏内というキーワードもよく耳にします。この数分の違いでどれぐらい競争力があるのかというのを考える時に、競合する住宅街の大きさがどれぐらいあるかというのを考えると参考になります。
下の図は、駅からの距離5分ごとの住宅街の面積比率を表したものです。
例えば駅5分圏内を1とすると、
5分から10分圏内は3という割合となります。
同様に10分から15分圏内は5となり、
15分から20分圏内は7と増えていきます。
つまり駅10分圏内の住宅街の面積は1+3で4ですが、
10分から20分圏内の住宅街の面積は5+7で12となります。
ですから希少性としては10分から20分圏内の不動産の数は、
10分圏内の不動産の3倍もの数があるということです。
これが希少性ということになるわけですが、
賃貸物件となるとやはり駅からの距離が増えると、競合物件も相応に増えてくるということがよくわかるかと思います。ご参考まで。